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子どもってやっぱりかわいい!夢を叶えた先輩の話〈後編〉

お庭からこんにちは!MIRAIHE編集部の原田 夢加(はらだ ゆめか)です。

本日はこちら、幼保連携型認定こども園 天竜厚生会 子育てセンターとみがおかで働く、こども保育科OGの川津 茉依(かわづ まい)先輩に会いに来ております!

天気が良かったこともあり、園庭をあっちへこっちへ駆けまわり、元気にあいさつしてくれる子どもたち。じゅわっじゅわに癒されます。

前編では実習の話や、表現発表会の話など、笑顔のすてきな茉依先生をつくった学生時代のいろんな経験を聞かせてもらいました。

ここからは、いま現在のこども園での仕事について教えていただこうと思います!

子どもの成長を一番近くで感じられる仕事

茉依さんはいま、0歳児担当なんですよね。

さっきちらっとお部屋覗かせてもらったんですけど、みんなかわいかった~

でしょ~!

まだみんなよちよちだけど、毎日元気いっぱいだよ~

とはいえ、幼稚園や保育園での仕事って「かわいい!」っていう気持ちだけじゃ済まないことも多そうですよね。

茉依さんは、この仕事のやりがいってなんだと思いますか?

そうだなあ…

やっててよかった~って思うのは、子どもの成長を感じた時かな。

ほうほう。

いままで歩行ができなかった子ができるようになったり、単語が話せるようになったり。

この前、最近話せるようになったばっかりの子がね、

「まいせんせ~」

って呼んでくれたの。

そういう成長を一番身近で感じられるのって、すっごくうれしいな~って思う!

子どもって、ほんとにぐんぐん成長しますもんね。

0歳…毎日いろんなことができるようになってくんだろうな~

そうやって子どもたちが変わっていく姿を見てると、私もがんばらないと!って思えるんだよね。

違いないですね!

そうやって日々働くなかで、茉依さんが一番大事にしてることってなんですか?

笑顔!

表情っていろんな感情を伝えるからね~

こっちが怒った顔してると、子どもは「しまった!」って顔するし(笑)こっちがせかせかしてると、子どもたちも不安になっちゃうんだよね。

ちゃんとわかってるんですね。

うん。自分が慌てていると子どもたちも落ち着かなくなっちゃうんだよね。(笑)

すごい敏感っていうか、感じ取るんだよね。だから子どもたちが安心できるように、どんな時もできるだけ笑顔でいられるようにしてるよ。

確かに茉依さんと話してると、めっちゃ落ち着くんですよね……

甘えたい子どもたちの気持ち、わかるな~~

大人よりハード?目まぐるしい子どもの一日

そういえば、ユメはもう行きたい園とか決まってるの?

第一志望は決まってるんですけど、まだいろいろ悩んでます。

保育の仕事って、けっこう朝早いこともあるじゃないですか。 就活の時、茉依さんは通勤時間とか考えてました?

私はそこの優先度はそんなに高くなかったけど、確かにあんまり遠いと大変かもしれないね。

ここの園だと、朝は一番早いシフトの人で7時から。って言っても、受け入れ準備とかもあるから来る時間はもう少し早いかな。

早番の人すごい…偉大すぎ……

朝が苦手なら、通勤にかかる時間は短い方がいいかもね。

でも、生活リズムはだんだんできてくるから!大丈夫大丈夫~

うう…がんばります…

ちなみに茉依さんの1日の仕事の流れってどんな感じなんですか?

ぜんぶ細かく言ってくとものすごい量になっちゃうから、ざっくりまとめるけど…
だいたいこんな感じかな?

0歳、やっぱりオムツ替え多そうですね(笑)

オムツはもうね、スピード勝負!

なかには、おまるが使えるようになってきてる子もいるよ。月齢が進んでくると、トイレデビュー目指してステップアップしていく感じだね。

トイレトレーニング大事ですもんね。

1歳になると部屋が変わるんだけど、子どもって慣れない環境だと不安になりやすいから、いまからドキドキなんだよね…

春は忙しくなりそうですね~!

私もこの園に来てはじめての新学期だからドキドキなの!

みんなと一緒になじんでいけるといいな~

諦めるのは、ギリギリまで踏ん張ってから

でも茉依さん、1年目とは思えない落ち着きですよ。

そんなことないよ~!

春頃なんか、もうほんとに仕事を覚えることで精いっぱいだったし。

子どもたちには申し訳ないけど、毎日すごく不安な気持ちで向き合っちゃってたな。「私、ちゃんとできてるかな…」って。

でも、今日はぜんぜんそんなふうに見えなかったですよ!

子どもたちもすごいのびのびしてたし。

やっぱそれもね、慣れていくっていうか。

周りの先生たちの動きを見て、子どもたちのことを知っていって、少しずつできるようになるんだよね。子どもと同じで、大人だって環境が変わるのは大変だから、最初はつらい~って思っちゃうかもしれないけど。

確かに、慣れるまでが大変ってよく聞きます。

いまでも、できてないなあって凹むことはいっぱいあるよ。

ベテランの先生たちと比べて落ち込んだり、

「あっあの先生動いてる!代わらなきゃ!」

ってなって一人でバタバタしたり……

わかります~!

私も実習中、先生が掃除してるの見たりすると「ああっ!」ってなっちゃう。

ベテランの先輩方って、やっぱりいろんなことが見えてるから、動きが速いんだよね…

子ども一人ひとりとしっかり向き合うのは当然なんだけど、これからはもっと園全体に目を向けれるようになっていきたいな。

園ってある意味、子どもを育てるひとつのチームですもんね。

いまちらっと出ましたけど、茉依さんの今後の目標ってなんですか?

園で過ごす時間って集団生活だから、どうしても

「いまはこういうことする時間だよ」

って子どもの行動をコントロールしなきゃいけないこともあるんだよね。

それでも、できる範囲で子ども自身のやりたいこととか、気持ちを尊重してあげたいなって。

例えばトイレットペーパーの芯ひとつとっても、子どもにとってはおもちゃなんだよね。自分でいろいろ工夫して遊ぶの!

そういう時に「これはゴミだから」って私たちが遮って、可能性を狭めちゃうんじゃなくて、子どもの想いをきちんと受け止めて、尊重しながら一緒に成長していける先生になれたらいいな。

すてき!

そんな先生が一緒だったら、子どもたちも楽しいだろうな~

最後に、保育園や幼稚園の先生を目指すハマジョウの後輩や高校生に向けて、メッセージをお願いします!

今日、さんざんユメにがんばれって言ったけど…じつは私も実習が大変で、諦めそうになった時があったんだよね。

えっ!そうだったんですか!?

でも結局、小さい頃からの夢を叶えたい!って気持ちは動かなかったんだ~

昔から弟とか妹の世話するのが好きで、子どもが好きで、将来は保育園や幼稚園の先生になりたいってずっと思い続けてたから。

だから、

「ここが人生のがんばり所!」

って思って、もう一回気合いを入れ直して、踏ん張れたの。

夢があるって素敵なことだから、諦めないでほしいかな!

実際、そうやって夢を叶えた人の言葉だと思うと沁みます…!

実習とか実習とか…大変なこともいっぱいありますけど、私も絶対保育士になりたいので、踏ん張っていきます!

うん!待ってるよ。

どうでしたか?実際の保育の現場の雰囲気は伝わったでしょうか?

私は、小さい頃お世話になっていた保育士さんに憧れて、保育の道を選んだんですが、子どもたちと接するときの茉依さんのやさしい表情や声かけの様子を見ていたら、なんだかすごく懐かしい気持ちになりました。

原動力になってた気持ちに、また火がついたみたいな気がします。

実習大変だけど、やっぱり私も憧れの仕事につきたい!ので、メリハリつけてがんばります。

教育実習が終わったら、ご褒美にご飯に連れてってくださいね。先輩!

レポーター

MIRAIHE編集部

こども保育科 2年 原田 夢加(はらだ ゆめか)

得意な陸上競技は長距離。ディズニーのことは年に3回くらい行く程度には好きです。

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